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京都・奈良をはじめ、日本各地の妖しくニオウ場所を巡遊した記録日記♪ っていうかほとんどが、普通の観光地デス☆ 自称鍾乳洞フェチ♪ チャリンコも大好きです♪ 気軽に足跡残していってくださいね♪


by hime_religioso
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二月堂・お水取り

春を呼ぶ奈良の伝統行事といえば、東大寺二月堂のお水取りです。

今までテレビでは見たことがあったのですが、実際に見たことがなかったので、奈良に行って体験してまいりました~~!!

二月堂・お水取り_e0095515_23362040.jpg
私は、6時過ぎに、二月堂に到着。
二月堂の下あたりでは、すごい人がひしめきあっていましたが、まだまだ余裕のスペース。
二月堂・お水取り_e0095515_2337792.jpg
適当に、見えそうなところへ立って待っていることに。
右を見ると、三脚を構えたカメラマン?達が、いっぱいおられました。

待つこと50分。

二月堂・お水取り_e0095515_23364654.jpg
いよいよライトが消されます。


二月堂・お水取り_e0095515_23372210.jpg
すると、左から、お松明を持ったお坊さんが、階段をゆっくりと上っていきます。
あまりの炎の大きさに、驚き、観客からも歓声があがっていました。
大きな大きな松明をお坊さんが一人でもって、火の粉が他の建物へ移らないように、もう一人のお坊さんが竹箒で掃いて、一緒に上って行きます。


壇上にあがってくるまで、一瞬炎による明かりが消えますが、二月堂の天井に赤々としたものが迫ってきます。

二月堂・お水取り_e0095515_23564176.jpg
あっと思ったら、壇上に到着。

私、もうこの時点で目頭が熱くなり、思わず涙してしまいました。


二月堂・お水取り_e0095515_2338316.jpg
冬の寒い漆黒の闇に、生きているかのごとく炎が舞う。


その圧倒的迫力の炎の舞と、お松明を一人で支えるお坊さんと、これらの伝統行事を千年以上も欠かさず守ってこられた、東大寺のお坊さんたちに感動しました。

二月堂・お水取り_e0095515_23385310.jpg
お水取りといっても、これは「魅せるパフォーマンス」だと勝手に認識していたのですが、実際に見て、違うんだということを、痛感しました。
特に、お水取りに対しての知識があるわけではないんですが、ただただ、「綺麗」と言って見れない”何か”がここにはありました。


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これ、季節が夏だったら、お祭のように捉えられたかも知れないんですけど、「お祭」とも違うものでした。


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お坊さん一人ひとりの思いが感じられる、松明の振りで、どれも感動的でした。
二月堂・お水取り_e0095515_2354145.jpg


特に、端から端までを一気に駆け抜ける動きには、ことさら感動しました。

二月堂・お水取り_e0095515_23465318.jpg

by hime_religioso | 2007-03-14 22:48 | ・奈良公園・奈良町